エンジニアは決算書を読めるようになった方がいい理由

初めまして!とあるベンチャーで取締役/CTOをしながら、決算分析などを行なっているいっきです。
取締役自体は最近就任したばかりで、それまでは決算などあんまり関係なさそうなエンジニアでしたが、そんな私が決算を読み始めた背景や理由などを書いていきたいと思います。

決算を読み始めた背景

そもそもなぜ決算を読み始めたのかというますと、元々エンジニアではありますが、イケてる新しいサービスだったり、グロースなどに興味がありました。周りの知り合いには「こんな面白いサービスがあるんだよ!」とか自分たちで何か作りたい時に参考にしたりはしてたんですが、年齢を重ねてきてビジネス側や経営者の人たちを話す機会が増えてきた時によく言われる

  • その市場伸びてるの?
  • 売上はどうなの?
  • 今後その会社はどうなると思う?

などなど、表面上のイケそうなサービスを見てただけの私には全然返せない話ばかりが増えてきてヤバイなと思い始めたのがきっかけです。

決算を読んだ方が理由

タイトルではでかいこと言ってますが、まだ9ヶ月程度しか読み続けてない初心者です。ただ、その中で自分が読んできてとてもメリットあるな、と思うことを踏まえて理由を書きたいと思います。

転職活動において、本当に良い会社を見極められる(やすい?)

私自身はまだ実践はしていないことなのですが、誰かの相談する際に使えると思ったことです。
転職する際には、色々見ているかと思いますが以下のようなことを見ているのかなと思います。

  • 年収
  • 会社の事業/将来
  • 会社のブランド

などを見ているかと思います。
そのなかで、会社の事業/将来についてあなたはどれだけ言えるでしょうか?売上や事業内容は言える方は多いと思いますが、流動比率固定資産の割合キャッシュフロー周りをどれだけ言えるでしょうか。最近起きたRIZAP事件などをみてると、のれん代の考え方も必要です。こうした知識があると
会社のブランディングに惑わされない知識 がつくので、簡単に騙されなくなりますね。

株の投資先を見極めやすい

株の投資の話になると、決算の話ばかりだけではないんですが、会社の健康状態がわかるので非常に有用です。

数字に強くなる(抵抗がなくなる?)

様々な決算資料を目を通しているといやでも数字をみるため、抵抗がなくなります。
私の持論でありますが、サービス志向のエンジニアには数字に強いことは必須の条件であると思っていて、グロースするための数字だけではなく、会社や市場の数字を把握することでより良いエンジニアになれると信じています。

突然の取締役就任も対応できる!!!!

少し珍しいケースかもしれませんが、人生いつ何が起きるかわかりません。
取締役になると自社の決算資料に目を通す必要が必然的にあるため、必須のスキルになります。(全員というわけではないすが・・)

終わりに

まだまだメリットなどはあり、逆にデメリットがないくらいです。
エンジニアの方々は技術的なスキルを磨くだけでなく、ビジネス入門の一歩めとしてやってみるのをお勧めします。