決算短信と有価証券報告書の違い

上場している会社のHPなどには、決算短信有価証券報告書がほとんどの場合公開されています。
どちらも財務3表はのっていますが、有価証券報告書の方が内容が濃い割に開示が少し遅めです。なら、何が違うのだろう?と気になりまとめて見ました。

決算短信とは

まずはWikipediaで確認してみると

決算短信は、上場会社の貸借対照表損益計算書をはじめとした決算情報が最も早く開示される資料であり、決算情報が投資判断上最も重要な会社情報の一つとされていることから、投資者・マスメディアからの注目度が高い。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%BA%E7%AE%97%E7%9F%AD%E4%BF%A1

決算情報が最も早く開示される資料と書かれており、ここらへんがキモになってきます。

有価証券報告書とは

こちらもWikipediaで確認すると

有価証券報告書(ゆうかしょうけんほうこくしょ)とは、金融商品取引法で規定されている、事業年度ごとに作成する企業内容の外部への開示資料である。略して有報(ゆうほう)と呼ばれることもある。本項では朝陽会が発行し、全国官報販売組合が発売する有価証券報告書総覧についても記述する。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E4%BE%A1%E8%A8%BC%E5%88%B8%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8

金融商品取引法で規定されている」と書かれているので、決算短信とは異なり法律的に提出する必要がある書類のようです。

色々な角度で比較してみる

これだけだとなかなかわかりにくいので、いくつかの情報をまとめて比べて見ました。

決算短信 有価証券報告書
内容 確定版 速報版
濃さ 濃厚 普通
開示時期 決算日後3ヶ月以内 決算日後45日以内
ルール 金融商品取引法 取引所のルール
主な目的 投資家向けの確定情報 投資家向けの速報

大きな違いとしては確定速報かの違いになっています。
私は決算説明資料がある場合、決算短信とだけ合わせて読んでいるので、もう少し有報のほうも読んでもいいかなと最近思ってます。

終わりに

厳密な違いがわかっていなかった、決算短信有価証券報告書について調べました。
次はもう少し有価証券報告書の詳細について調べて見たいと思います。